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麻しん患者報告数増加に伴う注意喚起

麻しん患者報告数増加に伴う注意喚起(R8年4月)

 麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染すると一生免疫が持続すると言われています。この麻しんが、2020年以降最多となるペースで感染拡大しています。マスクや手洗いでは感染症予防として十分ではなく、ワクチン接種が重要です。「かかってもたいしたことはない」感染症ではなく、肺炎・脳炎・腸炎などで重症化することもあります。

 

主な症状

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水、目の充血といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発しんが出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、1,000人に1人程度の割合で脳炎が発症します。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。

 

感染経路と治療

空気感染、飛まつ感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染し、その感染力は非常に強いと言われています。周囲への感染可能期間は、発症日の1日前から解熱後3日間を経過するまでの期間で、発症前から感染力があります。基本的には、発熱に対する解熱剤など症状に応じた治療を行います。

 

予防と対策

手洗いやマスクだけでは、麻しんを予防することはできません。最も有効な予防法は、麻しん含有ワクチンの接種です。
ワクチンを接種することで、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができ、2回の接種を受けることでより強い免疫にするとともに、1回の接種では抗体が充分に産生されなかった方の多くにも免疫をつけることができます。2回接種によって、体に免疫の備えができていると、ウイルスを早期に抑えこむことで、発症を防いだり(発症予防)、麻しんにかかったとしても症状が軽く、発熱等の症状の強さ、肺炎や脳炎といった重い合併症のリスクを下げたり(重症化予防)することが知られています。さらに、周囲の方へ感染を広げてしまうリスクも下げることができます。
このような理由から、ワクチンを確実に2回接種することが非常に重要です。

 

感染を疑う症状がある場合の対応

感染を疑う症状がある場合は、外出を控えるとともに、受診する場合は事前に医療機関に連絡の上、医療機関の指示に従ってご対応ください。感染拡大防止のため、受診の際には、公共交通機関の利用を可能な限り避けることもご検討ください。

 

参考

 厚生労働省ホームページ 麻しん(はしか)

 長野県ホームページ 麻しん(はしか)